千間台名倉整骨院

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鍼灸治療について

鍼灸治療

首や肩の頑固なこり、腰痛、坐骨神経痛などの慢性的な痛み・痺れ、頭痛や眼精疲労、耳鳴り、ストレスやうつなどの精神的なお悩み、生理不順、月経前緊張症、更年期障害、冷え症などの婦人科疾患、また、妊婦さんのつわり・逆子・腰痛など、さまざまな症状に対応させていただきます。

当院の鍼灸針はすべて、完全滅菌済みの一回使い捨てディスポーザブル鍼を使用しており、施術時の痛みもほとんどございませんので安心して施術をお受け下さい。

まずは気になる事を遠慮せずにご相談ください。

鍼治療とは

鍼治療は、根本から体質を改善させて、原因を解消することを目的とし、人間自身が持つ自然治癒力を高め、様々な症例を改善させる治療方法です。

主な治療効果としては

・患部の痛みの軽減
・血流・リンパの循環改善
・各種内臓の機能改善
・リラックス効果

などが、挙げられます。

これらの治療によって、慢性的な症例の改ざんやQOL(生活の質)の向上が期待できます。
近年では、ケガからの回復過程や筋肉のコンディショニングに鍼を活用するアスリートは多くいます。

治療頻度・期間など

鍼は、血行を促進したり、体の中のエネルギーの流れである「気」のバランスを整えたりすることで体に起きているアンバランスを整えます。
これが、鍼を刺すという刺激で行われるのですから、刺激の量が重要になります。鍼治療では一回で症状が良くなる人もたくさんいます。
筋肉の緊張に対しての即効性などはありますが、しかし、基本的には一回のみで劇的に症状を和らげるような治療はしません。
症状によりますが、一般的に一週間に1度、または隔週に1度程度の治療になります。体に無理なく、徐々に効果を出すように継続的な治療クールがとても大事になってきます。
体質改善が鍼治療の基本ですので、定期的な治療が望ましいですが、症状が安定すれば、通院頻度は落としていただいても構いません。その人に合った治療クールをつくっていきます。

鍼は痛くないの??

鍼(はり)治療に関心があるけれど、鍼を経験したことのない人は、「はりは痛いのではないか」と心配することが多いようです。
患部の状態によっては、傷みとは異なる「刺激(鍼のひびき)」を感じる場合もあります。
しかし、注射針を刺されるような痛みを感じることはありません。鍼は基本的に痛くないと思っていただいて良いと思います。
痛みを出さないために、使用する鍼は太さが0.16mm~0.20mmと髪の毛程の細いもので、さらに先端はその1/10の細さしかないステンレス製の丈夫なものを使用しております。
皮下注射針の直径が0.8mm程度ですので、その1/7程度の細さです。
また、身体に直接、刺入せずに皮膚に接触させたり押圧させたりする鍼(鍉鍼・小児鍼など)もあります。

鍼治療の副作用について

必ずしも副作用が出るとは限りませんが、場合によっては鍼灸治療をした後の一時的に、体がだるいような感じになることがあります。
これが鍼灸治療の副作用ということになります。
しかしこのだるさというのは、漢方の世界では、「めいげん」といわれている症状で、鍼灸治療の効果が表れている証拠として知られていることですから、副作用として現れたとしても、心配することはありません。
鍼灸治療の副作用として、一時的にだるさなどが出たという場合にも、時間がたてば回復しますし、薬を飲んだ後に出るような副作用とは違っていますから、それほど心配するようなことはありません。
その他は、特に心配するような副作用はありませんから、安心して受けることが出来ます。
なお、当院で使用している鍼は、一回限りで使い捨ての滅菌パックされたディスポ鍼ですので、感染症の心配は一切有りませんので安心です。

灸治療とは

艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)や筋硬結部などに熱刺激を加える治療方法です。
その方法はいくつかありますが、当院で取り扱っている灸は、直接皮膚に艾(もぐさ)を乗せずに行う間接灸です。
火を使うので多少は熱く感じますが、ヤケドをするような心配はありません。

鍼は、血行を促進したり、体の中のエネルギーの流れである「気」のバランスを整えたりすることで体に起きているアンバランスを整えます。
これが、鍼を刺すという刺激で行われるのですから、刺激の量が重要になります。鍼治療では一回で症状が良くなる人もたくさんいます。
筋肉の緊張に対しての即効性などはありますが、しかし、基本的には劇的に症状を和らげるような治療はしません。
体に無理なく、徐々に効果を出すように継続的な治療クールがとても大事になってきます。かといって、時間的理由金銭的理由等で悠長なことは言っていられませんのでその人に合った治療クールをつくっていきます。
鍼治療は西洋医学と違い、根本から体質を改善させて、原因を解消することを目的とし、自然治癒力を高めるのに効果的な治療方法です。
なお、鍼の消毒は、現在では、オートクレーブと云う高温高圧式滅菌装置や化学的な方法で安全を期していますし、一回限りで使い捨てのディスポ鍼の急速な普及により感染症の心配は有りませんので安心です。
鍼灸は、痛みを取るという点で十分、患者さんのお役に立てるものです。しかし、その効果が思わぬ弊害を招くことがあります。痛みには、必ず根本的な原因があります。
分かり易くいえば、骨が折れているとか、筋肉の線維が切れているとか、内臓が疾患を持っているとかの原因です。
実際には、もっと細かい、分かり難い原因がたくさんあり、その最終的な結果として、痛みが現われてくるのです。
鍼や灸は、一時的に痛みを解消するという点では、かなりの効果を発揮します。とりあえずの痛みは消えるわけです。
しかし、根本的な原因まで完治させるわけではありません。
そのため、一時的な痛みをしのぐだけで根本的な治療をせず、体をごまかしながら生活している方も出てきます。
これは、鍼灸治療の誤った活用といえます。
こうしたことがないように、鍼灸を取り入れる場合も、痛い部分の局所だけにこだわらず、全身を診ながら、治療を進めていきます。

東洋医学とは

鍼灸の基礎になっている東洋医学では、西洋医学とは違った観点から体を見ていきます。
東洋医学では、私たちの体は本来バランスがとれているもので、そのバランスが失われるとさまざまな病気になると考えます。
そのバランスを示す概念は、二つあります。

陰・陽

男と女、光と陰、プラスとマイナス、裏と表など、この世の万物は対極にある二つの概念で支えられています。それは、体にも当てはまるとされます。
そして、その両対極の力関係のバランスが崩れるとき、病気が起きるというわけです。

体の健康にかかわるバランスは「陰陽」と呼ばれています。
「陰」とはマイナスに傾く現象、「陽」はプラスに傾く現象と考えていいでしょう。
その陰陽の間を行き来しているのが「気」です。
東洋医学では、「陰の気は下に向かい、極まれば上に昇る。陽の気は上に向かい、極まれば下に降りる」といわれています。
例えば、私たちは基本的には昼間は「陽」の気が盛んで、夜になると「陰」の気が盛んになります。しかし、こうしたバランスが崩れて、夜になっても「陽」の気が盛んな場合、不眠症になってしまいます。

虚と実

こうした陰陽のプラス・マイナスの状況を表わすのに、東洋医学では「虚・実」という概念を用います。

「虚」とはマイナス、あるいは低下している状態を表わし、「実」とはプラス、あるいは向上していることを表わします。

一般的な考えでは、「実」がよく「虚」がよくない状態と考えがちですが、そうではありません。あくまでも両者のバランスがとれていることがいいのです。

例えば、頭痛があり肩がこっているのは上半身の「実」、腹痛があり、冷え症であるのは下半身の「虚」です。
この場合、上半身の「実」を下げ、下半身の「虚」を上げるように気をコントロールするのが施術者の仕事です。

陰陽のバランスを虚・実という物差しで判断し、もとの健康な状態に整えること、それが東洋医学の基本です。
この時、ポイントになるのが、いわゆるツボです。ツボにはそれぞれ、どの部分を虚にする、あるいは実にするという性格があります。そこに鍼、灸などで適切な刺激を与えるというわけです。

五行

五行とは、この世に存在するすべての物質をその性質によって五つに分類し、さらにそれらが互いに及ぼしあう影響関係をまとめたものです。

東洋医学では、万物はその性質によって木、火、土、金、水に大別できるとします。そしてまず、これらは互いに補いあう関係を持つとします。
例えば、木は火を起こし、火は灰から土になり、土は固まって金(ゴールドに限らず鉱物全般というような概念)となり、金には水が寄ります。
その水で木が育つという考えです。このように物質が補いあう関係を「相生」といいます。

一方、木は(道具となって)土を耕し、土は水をせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金は(道具となって)木を切るという関係も成り立ちます。

このように互いに反発しあう関係を「相克」といいます。

この五つの概念は、私たちの体にも当てはまるとされています。木は「肝」、火は「心」、土は「脾」、金は「肺」、水は「腎」とされています。

ここでは肝は肝臓に、腎は腎臓にかかわっていますが、東洋医学では実際には西洋医学の臓器とはちょっと違う範囲で考えています。
そのことはここでは詳しく説明する余裕がないので、体の各部分がこの五つのどれかに当てはまると考えられていることだけを理解してください。

例えば「心」が強くなると(実すると)、その影響は図からわかるように「肺」に出ます。ですから、「肺」の調子が悪くなったとき東洋医学では肺そのものだけを見るのではなく、「心」の様子を見ます。そして、「心」が実になりすぎないような処置をすると同時に、「心」に影響を与える「肝」の働きを強めるのです。
こうして、悪い部分だけをピンポイントで見ていくのではなく、体全体のバランスを整えるという視点で治療していくのが東洋医学の方法なのです。